【徹底解説】青木真也『絞めの教科書(上)』

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絞め技の教科書 上 青木真也 textbook of collar choke | BJJ LAB (bjjlaboratory.com)

絞め技の教科書 上下セット 青木真也 textbook of collar choke part1,2 Shinya Aoki | BJJ LAB (bjjlaboratory.com)

上下セットでの購入がオススメです。より深く絞めの技術を理解できます。

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筆者紹介:安藤慎一朗

ブラジリアン柔術紫帯。noteで「柔術哲学」のブログを書いています。フローチャートを用いた教則の解説レビュー記事を30本以上書きました。柔術も文章を書くことも好きです。

この記事がオススメの方
  • 送り襟絞めが極められない方
  • 襟の操作や絞めの根本的な原理を学びたい方
  • バックからの武器を身に付けたい方

「送り襟絞めを見よう見まねでやっては見たもののタップが取れない」といった経験がある方は多いのではないでしょうか? 送り襟絞めは試合でも有効な技術であり、これを身に付けることで柔術の技術向上につながる必須の技です。この技をしっかりと身につけて、あなたの柔術をアップデートさせましょう!

青木真也

早稲田大学進学後に柔術を始め(中井祐樹氏より黒帯を授与)、在学中に総合格闘技家としてプロデビュー。

2000年代はDEEP、修斗、PRIDE、DREAMで国内トップ選手として活躍。2010年以降は海外に活躍の場を広げ、現在はONE Championshipを主戦場とする。第2,6代ONE世界ライト級王者。

その寝技の高い技術は、日本のみならず世界でも高く評価されている。また、文筆家としてnoteの記事は多くの格闘技ファンに支持され、書籍も多数執筆している。その優れた言語化力による指導は非常に分かりやすく、セミナーや教則を受けた人からの評価は非常に高い。

内容紹介

1.送り襟絞めの基本 7:54
2.襟の握り方 5:21
3.手首の返し方 4:25
4.バックからの送り襟絞め 4:39
5.片羽絞め 4:22
6.亀からの送り襟絞め 5:00
7.スタンドからの送り襟絞め 4:26

全編合計 36:07

内容は約34分と短く、コンパクトにまとまった見やすい構成です。

・チャプター1-4:送り襟絞めの原理を解説

・チャプター5-7:各ポジションでの絞め方を説明

青木選手の教則の特徴はベーシックな技術の解像度が高い点です。本教則では特別な動きや見たことのないようなテクニックはありません。基本的な動きの細部を説明しています。
青木選手は非常に言語化が巧みで、理論的な説明がとてもわかりやすいです。突き詰められたテクニックが、見る人の技術を一段階上のレベルに引き上げてくれるでしょう。

送り襟絞めのコンセプト・メリット(なぜ送り襟絞めなのか)

コンセプト

青木選手の教則での言葉

「送り襟絞めは最も使われるべき技術」

柔術では背筋で引っ張る形で極める弓矢絞め(ボーアンドアローチョーク)が主流になっていますが、これは相手の首のケガのリスクがあり、また技術の進歩を妨げてしまいます。

送り襟絞めを身に付けることで以下の要素を習得できます。

  • 手首の返しで絞める
  • 相手を無駄に傷つけず絞める
  • 不完全な形でパワーで強引に絞めず、しっかり形を作って効率よく絞める
  • バック以外のポジションや際(キワ)でも絞めを狙う
  • 絞めの原理原則を理解して絞める

送り襟絞めの習得は、単にサブミッションを一つ覚えるだけではなく、柔術の技術全体の向上に繋がるのです。

送り襟絞めの特徴(メリット)

  • しっかりとセットアップできれば、最小限の力で効率よく威力の高い絞めとなる
  • バックフックがなくても極められ、カメやスタンド、ポジション移行時の際(きわ)でも狙える
  • 絞めの原理を理解できて、絞め全般、柔術全般の技術の向上につながる
  • 手首の返しで極めるので、相手の首を痛めず極められる。
  • バックチョークと組み合わせることで、より強力なバックアタックシステムができる

送り襟絞めがオススメの方

ここまで書いてきたように、だれもが身に付けるべき技術です。体格や手足の長さ、年齢やフィジカルを問わず使えます。以下の方は特にオススメです。

  • バックから極めきれない、バックチョークだけ狙っても警戒されて取れないという方
  • 道着の扱いや絞めの原理を基本からしっかり学びたい方
  • 力任せになりがちと感じている方

相性のいいテクニック・合わせて覚えたい技

・腕十字
教則内でも説明されているように、横にズレて極めにいった際に腕十字の組手になることがあります。

・サイドバックコントロール
カメの相手に対するコントロールをしっかり身に付ければそこからの送り襟絞めを取りやすいです。サブミッションの前にまずコントロールと崩しが重要です。

サブミッションレスリング vol.4 バッククリンチ 青木 真也 | BJJ LAB (bjjlaboratory.com)

・バックチョーク
送り襟絞めは自分の手を送る(肘を抜く)動き、バックチョークは自分の手を深く差す(肘を入れる)動きです。
どちらかを警戒すると、もう一方の防御が甘くなります。バックチョークと送り襟絞めをセットで覚えることで、より強力なバックアタックシステムを構築できます。

サブミッションレスリングvol.2「バックチョーク」 青木真也 | BJJ LAB (bjjlaboratory.com)

実際に使ってみた感想

これまでは送り襟絞めを苦手としていて、スパーでも一本取れたことがありませんでしたが、ようやく取れるようになりました。しっかりやれば威力が高い絞めだと実感し、相手が顎を引いていても極まることを確認できました。

今までボーアンドアローチョークに頼って、襟絞めのセットアップや手首の返しをおざなりにしていましたが、この教則を見てからは不完全な形から無理に極めにいくのではなく、セットアップを重視するようになりました。その影響なのか、”絞まる感覚”やセットアップの精度が上がったように感じます。

また、カメやスタンドでは相手は送り襟絞めを警戒してないことが多いため、入りやすかったです。相手の警戒してないところを攻める有効性と、送り襟絞めの汎用性を感じました。

個人的に好きなテクニック

チャプター1~4 送り襟絞めの基本原理

「チャプター1送り襟絞めの基本」の7分だけでも買う価値があります。単なる手順の説明だけでなく、なぜその動きをするのか、なぜここをグリップするのか、という理論が分かりやすく、テクニックの解像度が上がります。バックの位置取り、襟のつかみ方、手首の返し方などの細部が分かりやすく実戦的です。

この内容を意識して練習すれば1年後、「教則を見なかった自分」と「教則を見た自分」で技術に大きな差が生まれると思います。そんな内容です。

チャプター7 スタンドからの送り襟絞め

スタンドでの襟の操作が全く知らないもので非常に参考になりました。また、「なぜスタンドから仕掛ける送り襟絞めが有効なのか」の説明が目からうろこでした。

まとめ

送り襟絞めを学ぶことで、強力なサブミッションを手に入れることができることに加えて、その人の柔術の理解度を深めることにつながります。基本から学びたい白帯の方はもちろん、色帯でも送り襟絞めが極められなくて食わず嫌いになっていた方もこの教則を見てご自身の柔術をアップデートさせてください!

是非見てみてください。オススメです!

購入の際はぜひこちらのクーポンコードをご利用ください!

5%OFFクーポンコード:andou5

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上下セットでの購入がオススメです。より深く絞めの技術を理解できます。