BJJ LABの動画制作スタッフの星昇吾です。 いつもBJJ LABのコンテンツをお楽しみいただきありがとうございます!
今回はタイトルの通り、YouTube企画の裏側を少しだけお見せしたいと思います。
※このスタッフコラムは、YouTubeで公開した竹浦さんと弥益選手の対談回のネタバレを多分に含みます。未視聴の方はぜひ先に本編をご覧ください!
■前編
■後編
…ご視聴はお済みですか? ありがとうございます!
この機会にぜひチャンネル登録もお願いいたします!
はじめに
このコラムを書こうと思った理由は、竹浦さんやカメラマンの僕しか知ることができない裏側を紹介することで、BJJ LABのYouTubeをより味わい深く楽しんでもらいたいと思ったからです。
対談企画は今後も継続していく予定ですので、ぜひご期待ください!
対談企画の趣旨や狙い
YouTubeの対談企画は、9割方竹浦さんのアイデアでゲストを決めてオファーしています。
これまで歌舞伎町No.1ホストのどっこい将平さんから、都内を中心に多数の道場を経営するトイカツさん、柔道のオリンピック金メダリストの鈴木桂治さんなど、カメラマンの僕自身も想像がつかないほどすごい方々をゲストにお招きして対談してきました。
ただ、今回は対談動画で竹浦さんも触れている通り、僕が竹浦さんに弥益選手を提案したことがきっかけで実現しました。


なぜ弥益選手を提案したのか
とはいえ、僕はもともと弥益選手と面識があったわけではありません。
僕が弥益選手を知ったのは、多くのファンと同じくRIZINでの朝倉未来選手との試合でした。
今見返してもアツい試合ですね。
その記者会見や煽りVTRで、「サラリーマン格闘家」という弥益選手の特徴を知り、当時会社員だった僕は親近感を覚えました。
また、弥益選手が井上雄策選手と運営しているc-plus gymのYouTubeチャンネルも視聴しており、その語り口の魅力に惹かれていました。

これらのことから、僕は弥益選手に「会社員を続けながら、格闘技が強くて、トークも面白い人」という印象を持っていました。
さらに、竹浦さんのSNSやメンバーシップで過去に弥益選手と練習している写真を見かけていて、対談相手としてぴったりだと思い提案しました。 竹浦さんも快諾してくださり、撮影に臨むことができました。
撮影当日の様子と印象
対談はいつも通りBAMFで行いました。 YouTubeや教則の撮影で何度も訪れているBAMFですが、「大人の秘密基地」のような雰囲気があり、今でも行く度にワクワクします。
BAMFに現れた弥益選手の第一印象は「思ったよりもゴツい」というものでした。 YouTubeやRIZINでは「サラリーマン格闘家」というキャラクターも相まって「普通の人だけどMMAをやっている」ような印象でしたが、実際に会ってみると明らかに格闘家らしいシルエットと雰囲気があり、「やはりそうだよな」と納得しました。
それでも弥益選手はカメラが回っていなくても気さくで面白く、「カメラの前と同じ」素敵な人柄でした。会社にこんな上司がいたら羨ましいと思います。
対談の撮影中も、聞き上手な竹浦さんとユーモアのある弥益選手の会話がテンポよく進み、非常に充実した内容になりました。
心に残った弥益選手の言葉
竹浦さんが「会社員を続けながら大晦日のRIZINにも出場して、どうして会社員を続けられているんですか」と質問したとき、弥益選手は「格闘技は好きだけど、浮かれていない。いい意味で温度が上がりすぎていないから」と答えました。これが特に印象に残っています。


その価値観に辿り着くまでには様々な選手との出会いや経験があったようですが、DEEPのチャンピオンになり、大晦日のRIZINの舞台にも立ちながら「温度が上がりすぎない」という姿勢は本当に素晴らしいと思いました。大舞台に立つ弥益選手の考え方を完全に理解することはできませんが、共感できる部分もあります。
自分自身との対比
私事ですが、僕は2024年8月に会社を辞めてフリーランスのカメラマンになりました。
この事実だけを見ると、「RIZINに出場しても会社を辞めない弥益選手」と「突然脱サラしてフリーランスになった星」という対照的な立場にいるように見えるかもしれません。
しかし実際には、「一念発起して会社を辞めた」というより「すぐには生活に困らなそうだし、とりあえずやってみよう」という気持ちで専業カメラマンになりました。
弥益選手の言葉を借りると「たまたま目の前の席が空いただけ」という感じです。 お仕事をいただける環境と周囲の方々に感謝して、今は全力を尽くしています。
とはいえ、もし生活が厳しくなれば会社員に戻ることも選択肢の一つだと考えていて、不可逆的な片道切符を握りしめているわけではありません。
BJJ LABスタッフでYouTubeにも出ているノブトウさんもだいたい同じ時期に退職されていて、退職エントリのブログにはすごく共感しました。興味のある方はぜひご覧ください!

最後に
竹浦さんと弥益選手の対談は本当におもしろかったのですが、弥益選手が「MMAを長く続けていてやはり脳にダメージがある。たまに言葉が出てこないことがある」と仰っていたのは、本当に身がすくむ思いでした。


MMA観戦はおもしろいですし、格闘家には尊敬の念しかありませんが、自分でやるなら打撃のダメージがほぼゼロの柔術が安全だと改めて感じました。
竹浦さんが柔術の入門書を出版しましたので、柔術に興味はあるけれどまだ経験のない方や、柔術初心者の方はぜひチェックしてみてください!
購入はこちらから。
それでは今日も浮かれ過ぎずに頑張りましょう。
次回のYouTubeもお楽しみください!