こんにちは。竹浦正起です。
格闘家の「スポンサー募集」って言う文化やめませんか?
たくさんの人の目に触れてこそスポンサー
そもそもスポンサー(協賛企業)は、テレビのCM、駅や人通りの多く目に付きやすいところ、ネット広告、スポーツ競技場、新聞などに自分の企業を宣伝するためにやるんですよね。
それだけ人が見る機会が多いコンテンツであれば、その中から何人かは企業の宣伝する物を買ってくれる訳です。
結局は商品を知ってもらう、買ってもらうがスポンサーの目的です。
企業も「めちゃくちゃ大人数に見てもらって買ってもらえる確率がある」という前提で、宣伝広告費としてお金を払ってるはずです。
格闘技選手はどれだけの人数にリーチ出来るのか?
まずは選手ではなく団体で考えてみると、
RIZINくらい大きな格闘技団体の冠スポンサーであれば、自社商品を来場する人、PPVを買う人、さらにSNSで試合結果などを見る人たちの目に触れることができます。
実際にYogibo(ヨギボー)はRIZINの冠スポンサーして売上がめっちゃ伸ばしたという話を聞いたことがあります。試合に勝った選手がヨギボー座ってるやつとか確かに宣伝効果抜群ですよね。
どれだけお金を掛けたかは分かりませんが、かなりの人数への認知と購入というアクションを起こせたのであればスポンサーとして関係が成り立ってます。
でもこれって、RIZINという圧倒的なコンテンツを持つ団体だからです。
これが、格闘技「選手」になったとしたらどうでしょうか?
仮にRIZINに出たとして、あれだけ試合数が多い中の1人がパンツにあんなに小さな企業ロゴを入れたとして、どれだけの人が見て購入までしてくれるのでしょうか?
格闘技「団体」であればスポンサーをする意味はあるとして、格闘技「選手」にスポンサーをする意味はほぼないはず。よっぽど影響力ある人とかは別として。
なので「スポンサー」ではなく、「応援」だったり「激励賞」とか言い方を変えましょう。
「スポンサー」って言うとカッコよくて聞こえるし、お願いされる側も優越感に浸れるけれど実際やってることはただの応援です。
応援って悪い言葉ではなくて、される側はもちろん金銭的なサポートを受けれてwinだし、する側も応援することが生き甲斐だったり、やり甲斐を感じられれて結果的に幸福度が高まります。
なので応援という言い回しであればお互いに関係性は成り立っているのです。
とはいえ、応援じゃなくても良いと思うのですが何かこの文脈で良い言葉ないですかね? タニマチとか?
自分の頭と手を動かして稼ぎましょう
もっと言えばそんなことをしなくとも普段から「自分」というコンテンツを動かしていればお金は稼げます。
僕で言えば、
このBJJ LABの運営、三田道場の運営と指導、外部道場のコンサルティング、noteのメンバーシップ、オリジナルグッズ販売、音声配信Voicyの有料放送、プライベートレッスン指導、YouTubeなど。その他に単発で解説、セミナー、イベントなどの仕事をちょこちょこいただけます。
ありがたいことに今はこれだけ仕事がありますが、上記にあげた仕事も僕が東京に来た2019年は1つもありませんでした。
わずか5年ではありますが毎日めちゃくちゃ勉強して行動して失敗してを繰り返して今に至ります。
特別に何かに優れているわけではありません。逆に言うと全ての能力が一般の人と同じです。それどころか劣っていることも多い。
ただ諦めずにコツコツと自分を動かしてきただけです。
競技に専念するために応援費用を集めるのも戦略だとは思いますが、僕はそれ以上に自分が自由になるための環境づくりが大切だと思いやってきました。
話は逸れてしまいましたが、格闘家もちゃんと働いた方が良いです。
ありがとうございました。