【徹底解説】カウアン・タニノ『ワールドクラス・ガードシステム:オフェンシブガード』

本記事はカウアン・タニノ選手の教則『ワールドクラス・ガードシステム:オフェンシブガード』の解説記事です。

本作はカウアン・タニノ選手がもっとも得意とするガードの「ワンレッグX」のテクニックをメインに構成された教則です。

ワンレッグXのエントリー・スイープ・サブミッションの全てにおいて、世界トップレベルの視点から構築されたガードシステムを学ぶことができます。

本記事では収録内容とオススメの対象者をまとめました。

『ワールドクラス・ガードシステム:オフェンシブガード』がオススメの方
  • ワンレッグXを強化したい方
  • もっとスイープできるようになりたい方
  • 中上級者の柔術家の方 

『ワールドクラス・ガードシステム:オフェンシブガード』は、ガードから主導権を握り、試合の流れを支配したい柔術家にとって必携の一本です。

教則の購入をご検討の方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

筆者紹介:下前快喜(しもまえかいき)

BJJ LABのスタッフで、ブラジリアン柔術茶帯。(2025年現在)SNS運用や教則プロデュースなど多方面で活躍中。柔術、グラップリングを問わず、教則動画の視聴が趣味で、累計150本以上の教則動画を視聴しています。

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徹底解説教則

タイトル:ワールドクラス・ガードシステム:オフェンシブガード

講師:カウアン・タニノ

具体的な収録内容は下記の通りです。

ワールドクラス・ガードシステム:オフェンシブガード

全編 02:19:19

  1. デラヒーバからシングルレッグスイープ
  2. デラヒーバからバックテイク
  3. 腰を蹴ってスイープ
  4. デラヒーバからワンレッグXスイープ
  5. ニーカットパスに合わせたワンレッグXエントリー
  6. ハーフガードからワンレッグXエントリー
  7. ベルトグリップデラヒーバからワンレッグXエントリー
  8. ワンレッグXからシャッフルスイープ
  9. シャッフルスイープを防がれたときの対応
  10. 脇を差されたハーフガードからワンレッグXエントリー
  11. 膝を地面につかれた場合のバックテイク
  12. 相手の腰に足を合わせたバックテイク
  13. 立ちベースの相手にバックテイク
  14. ダブルパンツグリップスイープ
  15. 相手が膝をついた場合のシットアップスイープ
  16. 相手のパンツグリップを利用した草刈りスイープ
  17. 相手のパンツグリップを利用したバルーンスイープ
  18. 相手のパンツグリップを利用した三角絞め
  19. 相手の襟を引きつけるスイープ
  20. ワンレッグXからフットロック
  21. フットロックグリップを利用した草刈りスイープ
  22. スパイダーガードからワンレッグX
  23. ワンレッグXスパイダースイープ
  24. 相手が立った状態のワンレッグXスパイダースイープ
  25. ハニーホールド(サドルロック)
  26. 袖を持たれた場合のスイープ
  27. ラペラを使ったワンレッグXエントリー
  28. ワンレッグXからラペラを使ったスイープ
  29. スクイッドガードからワンレッグXスイープ

講師はカウアン・タニノ選手です。

カウアン選手はアンドレ・ガウヴァオン氏が率いる世界最高峰の柔術チーム”ATOS柔術アカデミー”に所属する柔術家です。

その実力は茶帯ながら黒帯トップクラスの実力を持つ選手として、世界中から高い評価を受けています。

これまでに残してきた主な戦績は以下の通りです。

  • 紫帯
    • パンアメリカン選手権優勝
    • ヨーロピアン選手権優勝
    • 世界選手権優勝
  • 茶帯
    • アジア選手権優勝
    • ノーギ世界選手権優勝

これらの実績だけでも、世界の大舞台で勝ち続けてきた強さが伝わってきます。

前作『ワールドクラス・パスガードvol.1』の内容はパスガードに焦点を当てていましたが、本作はガードポジションからの攻撃に特化しています。

前作の解説記事はこちらから。

具体的にはカウアン選手がもっとも得意とするワンレッグXから攻め続けるための攻撃的なガードシステムを学ぶことができます。

全29テクニック、収録時間は合計2時間を超える圧倒的なボリューム。

さらに各テクニックには世界トップ選手ならではの視点で磨き上げられたディテールが詰めこまれており、まさに「量・質」ともにワールドレベルの教則です。

本記事では筆者下前が収録内容や本教則がオススメの方々をまとめて、『ワールドクラス・ガードシステム:オフェンシブガード』を徹底的に解説します。

ぜひ購入を検討される際の参考にしてください。

同時発売中の『ワールドクラス・サブミッション-腕十字のすべて-』の解説記事はこちらから!

『ワールドクラス・ガードシステム』の詳細内容

『ワールドクラス・ガードシステム:オフェンシブガード』の各チャプターを解説します。全29本・2時間超の圧倒的なボリュームを、セクションごとに分けてご紹介します。

デラヒーバからのアタック

本教則ではワンレッグXに入る前段階として、デラヒーバからのアタックです。

デラヒーバからの崩しやスイープのアタックが強化されると、相手の両足の間にスペースができやすくなるのでワンレッグXにエントリーがしやすくなります。

必ず一緒に練習しましょう。

01.デラヒーバからシングルレッグスイープ

片足タックルで相手を倒すシングルレッグスイープです。

ワンレッグXにつながるパンツグリップの仕方、相手の崩し方を説明します。

相手の足を持って立つスイープのため、かなりスイープ力が強いアタックです。

02.デラヒーバからバックテイク

シングルレッグスイープと同じように相手を前方に崩してから、シントゥシンを使ってバックテイクします。

相手のベースを大きく崩した状態からバックテイクを狙うため、スピードや柔軟性が求められるバックテイクではありません。

ベリンボロなどが苦手なマスター世代にも使いやすいバックテイクです。

03.腰を蹴ってスイープ

デラヒーバフックと反対の足で相手の腰をキックして後方に倒すスイープです。

袖の押し込み方や目的別のグリップの違い、崩しやすい足の位置などディテールが詰まっています。

04.デラヒーバからワンレッグXスイープ

遠い袖を掴むデラヒーバから相手を崩し、ワンレッグXでスイープします。

袖の持ち方、崩し方、倒し方を手順とディテールの両面から丁寧に解説しています。

特に相手の足をマットにつけさせない”足の使い方”は、上級者の方でも目から鱗のディテールでしょう。

相手にリカバリーを許さずに攻め続けられるため、まさに”オフェンシブガード”の名にふさわしいテクニックです。

本チャプターはYouTubeで特別公開していますのでぜひご視聴ください。


ワンレッグXのエントリー

ここからはさまざまな状況に応じたワンレッグXのエントリーです。

05.ニーカットパスに合わせたワンレッグXエントリー

相手がデラヒーバフックと反対側の足を跨いできたときのエントリーです。

クローズドガードのように両足を組み、相手の動きをスローダウンさせてからワンレッグXにエントリーします。

ワンレッグXに入るために相手を浮かせる組手の切り替え方や肘の使い方はぜひお見逃しなく。

06.ハーフガードからワンレッグXのエントリー

ハーフガードから脇を差してコヨーテフック(ニーツイストハーフ)を作り、膝で相手を前に崩してからワンレッグXにエントリーします。

ハーフガードからのアタックのバリエーションを増やしたい方は見逃せないチャプターです。

07.ベルトグリップデラヒーバからワンレッグXエントリー

相手のベルト(帯)を掴み、相手を前に崩して、遠い足を一歩前に出させます。

遠い足が前にでた瞬間に相手の股下に潜り込みワンレッグXにエントリーします。


シャッフルスイープ

“シャッフル”とはワンレッグXの左右の切り替えを意味します。

相手のパスガードに対するカウンターの技術体系を学べます。

08.ワンレッグXからシャッフルスイープ

腰に当てている足を相手が外しにきた瞬間に、逆足のワンレッグXに切り替えます。

逆足に切り替えた後は、相手の両足をコントロールしたまま後方にスイープします。

スムーズに左右を切り替えるコツや、スイープ際のよくあるミスへの対策を詳細に解説します。

本チャプターはYouTubeで特別公開していますのでぜひご視聴ください。

09.シャッフルスイープを相手に防がれた時の対応

ワンレッグXをシャッフルした後に、相手が膝をついてバランスを取ってきた場合のスイープを説明します。

こちらのスイープもシャッフルスイープと同様に相手の両足をコントロールしているため、非常に強力なアタックです。

スイープ際で相手を立ち上がらせないディテールの説明もあります。


ピンチからのエントリー

パスガードされそうなピンチからのリカバリーでワンレッグXにエントリーすることも可能です。

10.脇を差されたハーフガードからのワンレッグXのエントリー

脇を差されて背中がマットにべったりとついてしまったハーフガードは非常に不利な状況です。

カウアン選手はバタフライフックと両腕のフレームを使って、相手と自分の間に距離を作り出し、ワンレッグXにリカバリーします。

バタフライフックを作るための下足の使い方は、多くの方にとって新しい発見となるディテールでしょう。


バックテイク

本作では3種類のバックテイクを収録しています。

相手が膝つきのときが2種類、立ちベースのときが1種類です。

11.膝を地面につかれた場合のバックテイク

相手の足を自分の胸の前に横断させて、両腰を掴みバックテイクします。

後ろXを経由したシンプルなバックテイクですが、足の組み替え手順やカウンターを防ぐワンポイントなどの重要なディテールが詰め込まれています。

バックテイクの中でも再現性が高く、オススメのテクニックです。

12.相手の腰に足を合わせたバックテイク

膝をついてベースを取る相手に対して、内回りに回転して一気にバックテイクを狙います。

少しアドバンスなテクニックですが、スムーズに回転するための体の使い方をカウアン選手の説明の通りに実践すればスマートにバックを取ることができます。

13.立ちベースの相手へのバックテイク

立ちベースの相手に対して、前方に崩したタイミングで股下に潜って回転し、相手の片足にXフックを作ります。

両腰を掴んでバックを狙うか、後方に倒してレッグドラッグにつなげます。


パンツグリップを使ったスイープ

次は相手の両裾を掴む強力なグリップから相手をスイープします。

どのテクニックもセットアップできたら、ほぼ確実に相手をスイープすることができるため、本教則の中でももっともオフェンシブなセクションです。

14.ダブルパンツグリップスイープ

相手の両裾を掴む組手から前方に崩すスイープです。

ワンレッグXを武器にするならば必ず覚えておきたいスイープの一つです。

15.相手が膝をついた場合のシットアップスイープ

スイープを警戒して膝をつく相手に対するアタックです。

相手のすねと自分のすねを合わせて柔術立ちをするようにして相手をひっくり返します。

シンプルながら強力なスイープです。


相手のパンツグリップに対するカウンター

ワンレッグXで腰に当てた足の裾を相手が掴んできたときのカウンターです。

相手のパンツグリップをカットし、逆に袖を掴み返してからアタックします。

16.相手のパンツグリップを利用した草刈りスイープ

両手で片袖をコントロールすることで、相手が手をつけない状態を作ってからスイープします。

グリップカットを試みるために相手が立ち上がった瞬間がスイープのチャンスです。

17.相手のパンツグリップを利用したバルーンスイープ

バルーンスイープは、巴投げスイープです。

草刈りスイープと異なり、襟を掴むことで相手のベースを前に引き出します。

その後、リバースXに足のフックを切り替えて、相手を前回り受け身させるようにしてスイープします。

足のフックの作り方、トップの取り方を詳細に説明しています。

18.相手のパンツグリップを利用した三角絞め

パンツグリップに対するカウンターの最後は、サブミッションの三角絞めです。

相手の袖を掴み返した後に、腰に当てていた足を内側に回して三角絞めにエントリーします。

通常の三角絞めに加えて、腕が流せないときに狙う逆三角絞めの極め方の説明もあります。

カウアン選手の三角絞めのディテールを学べる点もオススメのチャプターです。

19.相手の襟を引きつけるスイープ

どうしても相手の袖が掴み返せないときは、襟を掴みます。

襟のグリップで相手を引きつけて、遠い腕の手首を掴むことで相手を崩しスイープします。

手順をしっかり踏まえた襟の掴み方や距離のコントロールの仕方は必見です。


フットロック×ワンレッグX

次はワンレッグXと相性抜群のフットロックとの掛け合わせのセクションに移ります。

20.ワンレッグXからのフットロック

フットロックをするために必要な距離のコントロールから始まり、崩し方や極め方までを詳細に説明します。

相手の足を抱えている側に倒す基本の極め方に加えて、茶黒以上の方が使用可能な内側に回るアドバンスな極め方の説明もあります。

21.フットロックのグリップを利用した草刈りスイープ

相手が立ち上がってフットロックを防いできた際のカウンタースイープです。

相手の帯を掴み、近い足の膝にプレッシャーをかけ、遠い足を刈ることでスイープします。

「16.相手のパンツグリップを利用した草刈りスイープ」に近いスイープです。


スパイダー×ワンレッグX

フットロックの次は、スパイダーとワンレッグXを掛け合わせたセクションです。

通常のスパイダーガードだけでなく、最近見かけることが多くなったワンレッグXスパイダーもしっかり収録しています。

22.スパイダーガードからのワンレッグX

スパイダーガードで一般的なマットを蹴るエントリーではなく、相手の膝を蹴ることでワンレッグXにエントリーします。

立ちベースの相手だけでなく、コンバットベース・正座ベースの相手にもワンレッグXを作る方法を説明します。

23.ワンレッグXスパイダースイープ

ワンレッグXに座ってきた相手に対して、ワンレッグXスパイダーに切り替えてアタックします。

腰に当てていた足でキックスパイダーを作ってから、相手の遠い足をすくってスイープします。

このスイープは相手の真下に入りながら足で崩せるので非常に強力なスイープです。

唯一注意しなくてはいけないスイープ際の三角絞めへの対策も説明していますので、安心して使ってください。

24.相手が立った状態のワンレッグXスパイダースイープ

ワンレッグXスパイダーを作った際に、相手が立ち上がられると後方にスイープすることは難しくなります。

そのため、相手が立った状態では、後方ではなく前方に相手を崩してスイープします。

相手のアクションに対して最適なグリップとコントロールでスイープするこのテクニックには、世界トップレベルのディテールが詰まっています。

ぜひご堪能ください。


サドルロック

続いてはサドルロックです。

足関節技につなげやすいグラップリングで頻出のポジションですが、もちろん柔術でも強力なポジションです。

25.ハニーホールド(サドルロック)

相手の足をアンダーフックで抱えた後は、後転をするように相手を持ち上げてからサドルロックにエントリーします。

今回はサドルロックから相手の首を抱えてパスガードにつなげます。

リバースハーフガードのパスが近い形ですね。


相手が立っている場合のスイープ

相手が直立でベースをキープしてきた場合のアタックです。

特に袖を引かれてベースをキープする相手に対するスイープを紹介します。

26.袖を持たれた場合のスイープ

基本は相手の袖を掴み返してから横に崩して「4.デラヒーバからワンレッグXスイープ」と同様にスイープします。

グリップカットができた場合は遠い裾を掴んでスイープ、もしくは両足をXガードに切り替えて草刈りスイープをします。


ラペラ×ワンレッグX

最後のセクションはラペラとワンレッグXの掛け合わせです。

ラペラの巻き方やアタックを強力にするポイントを説明します。

27.ラペラを使ったワンレッグXエントリー

ラペラを踏んでから巻いて相手を強力にコントロールしてから、遠い足をキックすることでワンレッグXにエントリーします。

もしくは襟を掴んでスパイダーと同じようにワンレッグXにエントリーします。

ラペラの巻き方、相手の崩し方をよくある間違いと合わせて詳細に説明します。

28.ワンレッグXからラペラを使ったスイープ

ワンレッグXにエントリーした後に、相手のニアサイドのラペラを絡めてスイープします。

ワンレッグXスパイダーのように相手をコントロールして崩し、相手が立っている場合・膝つきの場合のどちらでもスイープすることが可能です。

29.スクイッドガードからのワンレッグXスイープ

スクイッドガードと反対側の足にデラヒーバフックを巻くことで両足をコントロールしてから、ダブルパンツグリップスイープもしくはシットアップスイープで相手をスイープします。

相手のアクションに合わせて、最適なリアクションで攻め続けるスタイルはまさに”オフェンシブガード”です。

『ワールドクラス・ガードシステム』がオススメの方

筆者が『ワールドクラス・ガードシステム:オフェンシブガード』をオススメしたい方は以下の方々です!

『ワールドクラス・ガードシステム:オフェンシブガード』がオススメの方
  • ワンレッグXを強化したい方
  • もっとスイープできるようになりたい方
  • 中上級者の柔術家の方 

ワンレッグXを強化したい方

ワンレッグXを本格的に強化したいと考えている方にとって、本作は学ぶべき要素が詰まった教則です。

本教則では、2時間を超えるボリュームの中で、エントリー・コントロール・スイープ・サブミッションのすべてが網羅されています。

さらに相手のディフェンスに応じて最適なアタックを選択し、攻撃を止めない“オフェンシブガード”の技術体系を学べる点が本作の最大の特徴です。

「ワンレッグXで攻めきれない」といった悩みを持つ方には、大きなヒントが得られるはずです。

カウアン選手は相手のディフェンスの「その先」を攻めるためのディテールを惜しみなく公開しています。

この”オフェンシブガード”のエッセンスを取り入れることで、必ずあなたのワンレッグXは確実に進化します。

「ワンレッグXを強化したい」と考えるすべての柔術家にとって、必見の内容です。

もっとスイープできるようになりたい方

本作で紹介するスイープは全て「相手の足を持って立つ」アタックです。

まさに延藤さんの動画の通り。笑

相手は立たせず、自分だけ立つ。

「相手の足を持って立つ」はシンプルですが、スイープの成功率を高めるためにはとても大切なコンセプトです。

さらに本教則に収録されているスイープは、片足だけでなく両足をコントロールするアタックが多いです。

片足を持つだけでも十分に強いですが、両足を持った場合はより強力なスイープとなります。

今まで返しきれなかった相手もスイープできるようになるでしょう。

また本教則には距離ごとのワンレッグXのエントリーも収録されているので、必ずあなたに合うエントリーが収録されています。

遠距離:スパイダーガード・ラペラガード

中距離:デラヒーバガード

近距離:ハーフガード

自分が得意とする距離感でのガードからワンレッグXにエントリーして、あとは「相手の足を持って立つ」だけ。

今までスイープできなかった相手でも、ぜひ本教則を視聴してスイープしていきましょう!

中・上級者の柔術家の方

本作は『ワールドクラス・パスガードvol.1』と同様に、手順よりも”ディテール”に焦点を当てた内容となっています。

  • 相手に足をつけさせない工夫
  • 左右の切り替えをスムーズにする腕の使い方
  • 滑らかに回ってバックを取る回転方法 etc.

全29個のテクニックそれぞれにカウアン選手が磨いてきた”ディテール”が詰め込まれています。

そのため、技術の理解を深め、さらに上を目指したい中上級者、特に青帯以上の柔術家におすすめできる内容です。

私自身、茶帯としてワンレッグXを愛用し使い込んできましたが、今回の撮影・字幕チェックを通じてたくさんの知らなかった”ディテール”に出会えました。

(これだから柔術はやめられないですね。。。笑)

さらに上を目指すためのエッセンスがたっぷりと詰まった1本です。

ぜひ世界最高峰の選手であるカウアン・タニノが説明するディテールの数々を本作で吸収してみてください。

まだ基礎段階にある方や柔術を始めたばかりの方には、本作は消化不良となってしまう可能性が高いです、そのため『ワールドクラス・サブミッション:腕十字のすべて』の方をオススメします。

個人的に感じたこと-ATOSとのつながり-

カウアン選手がATOSで研鑽をしてきた背景を踏まえ、本教則に収録されているテクニックと、ATOS所属選手の得意技・スタイルとのつながりを少し掘り下げてみたいと思います。

筆者が感じたATOS所属選手の得意技・スタイルと通ずる収録内容を以下に紹介します。

  • 1.デラヒーバからシングルレッグスイープ
    →アンディー・ムラサキが得意とするシングルレッグスイープ
  • 5.ニーカットパスに合わせたワンレッグXエントリー
    →カイナン・ドュアルテが得意とするパンツグリップデラヒーバからのエントリー(チェアガード・コブラガード・Rガード)
  • 20.ワンレッグXからのフットロック
    →グスタボ・バティスタがムンジアル決勝で極めたフットロック

ATOS所属選手の試合を見られている方ならば、他にも気づくテクニックがあると思います。

もしATOSの技術が気になる場合は、ぜひともご視聴いただきたいです。

日本語で学べる教則動画としてこれ以上のものはないと断言できます。

BJJ LABを通じて還元してくれたカウアン選手には感謝しかありません。

ATOSとのつながりも意識しながら視聴してみるのも、本教則をさらに深く楽しめると思います。

よろしければぜひ。

世界トップレベルの攻撃的ガードシステムを習得しよう!

いかがだったでしょうか?

本日はカウアン・タニノ選手の『ワールドクラス・ガードシステム:オフェンシブガード』の解説記事を書きました。

少しでもご興味が湧いた方は、どうぞご購入とご視聴ください。

カウアン選手が教える世界トップレベルのガードシステムを習得して、ワンレッグXの攻撃力をアップデートしましょう!

5%オフで購入できるクーポンもありますのでよろしければご活用ください。

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では、また。

最後まで読んでいただきありがとうございました!