【徹底解説】世界王者も止めるグスタボ・オガワの『ガードリテンションシステム:ベーシック』

この記事ではガードが苦手な方でもステップアップして、ガードリテンションが得意になれる『ガードリテンションシステム:ベーシック』について解説していきます。

『ガードリテンションシステム:ベーシック』がオススメの方
  1. 白帯でいつもパスガードされてしまう方
  2. オープンガードがキープできない方
  3. パスされないけど勝ちきれない方

教則の購入をご検討の方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

筆者紹介:下前快喜(しもまえかいき)

BJJ LABのスタッフで、ブラジリアン柔術茶帯。(2025年現在)SNS運用や教則プロデュースなど多方面で活躍中。柔術、グラップリングを問わず、教則動画の視聴が趣味で、累計150本以上の教則動画を視聴しています。

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徹底解説教則

タイトル:『ガードリテンションシステム:ベーシック』

具体的な収録内容は下記の通りです。

収録内容:『ガードリテンションシステム:ベーシック』

全編 01:23:40

1.コンセプト

2.相手との距離

3.崩しの概念

4.ノーグリップのリテンション

5.リバースデラヒーバのリテンション

6.回転してリテンション

7.コンビネーションドリル

8.デラヒーバのリテンション

9.片袖片襟のリテンション

10.ダブルスリーブのリテンション

11.オーバーアンダーのリテンション

12.デラヒーバの崩し

13.片袖片襟の崩し

14.ダブルスリーブの崩し

15.おわりに・実演

講師紹介:グスタボ・オガワ

グスタボ選手は、メンデス兄弟率いる名門「AOJ(Art of Jiu Jitsu)」に所属する世界トップクラスの黒帯柔術家です。

茶帯ではIBJJF世界選手権を制し、2025年11月のIBJJF EAST JAPAN INTERNATIONAL OPENでも黒帯ライトフェザー級で優勝しています。

攻守ともに世界最高峰のテクニックを持ち、特に鉄壁の「ガードポジション」がストロングポイントです。

黒帯世界王者ジエゴ・ヘイス選手のパスガードさえも無効化した防御力を持っていて、今回の教則動画ではその「ガードリテンション」の全貌を公開しています。

ノーグリップの簡単なドリルから始まり、グリップ有りのリテンション、ガードのキープ、崩しの順番でステップアップしていきます。

ガードリテンションを強化したい方には、オススメの教則です。

本記事では筆者下前がオススメの方々や収録内容をまとめて、『ガードリテンションシステム:ベーシック』を徹底的に解説します。

ぜひ購入を検討される際の参考にしてください。

オススメの方

筆者が『ガードリテンションシステム:ベーシック』をオススメしたい方は以下の方々です。

『ガードリテンションシステム:ベーシック』がオススメの方
  1. 白帯でいつもパスガードされてしまう方
  2. オープンガードがキープできない方
  3. パスされないけど勝ちきれない方

白帯でいつもパスガードされてしまう方

本教則は、ゼロからガードリテンションを学ぶことができます。

ガードが上手くなりたいけど、得意なガードがまだ見つかっていない。

どんなことを練習すればいいか分からない。

そんな白帯の方には、本教則がオススメです!

特定のパスガードに対するリテンションからではなく、基本となるフレームの考え方や足回しの仕方から始まります。

さらに反復練習を重ねるためのドリルも簡単なバリエーションから収録されているため、上達にやるべきことが明確にわかります。

ゼロからガードリテンションを学びたい白帯の方には、取り組みやすい構成となっています。

どのガードを練習する場合でも、ガードリテンションは必須スキルです。

まずはガードをキープすることで、ガードの練習時間が増えて上達するチャンスが生まれます。

グスタボ選手が説明するドリルを一つずつ取り組み、確実にガードリテンションのスキルを習得しましょう!

オープンガードがキープできない方

本教則は「ノーグリップのリテンション→ガードのリテンション→崩し」の段階を踏んで、ガードリテンションが上達する構成です。

特にガードではデラヒーバ・片袖片襟・ダブルスリーブのオープンガードがメインで学べます。

そのため、オープンガードのキープやリテンションが苦手な場合、どの段階に苦手が存在するのか洗い出すことができます。

もちろん苦手克服の答えは教則にバッチリ収録されています。

グリップの作り方、フレームの当て方、苦手克服のためのドリル。

グスタボ選手のシステムは、相手のパスガードを止める鉄壁のシステムにとどまりません

ガードリテンションが苦手な方でも得意にさせる上達システムも兼ね備えています。

本作で苦手を得意にアップグレードして、成長の楽しさを実感しましょう!

パスされないけど勝ちきれない方

本作最大の特長は、リテンションの「守り」だけではなく、「守りから攻めへの崩し」まで学べる点です。

ガードリテンションが得意でパスされない。ポイントは取られない。

だけど、ポイントが取れなくてなかなか勝ちきれない。

こんな悩みを持っている方、意外といませんか?(私がそうです。。。)

でも、本教則を視聴すれば確実にレベルアップできます。

どうすれば「守り」から「攻め」に移行できるのか?

崩すとはどのような状態なのか?

本作では、以下の三つのガードからの崩しを重点的に扱っています。

  • デラヒーバ
  • 片袖片襟
  • ダブルスリーブ

まさに防御が最大の攻撃になります。

鉄壁のガードシステムで守りながら、相手を崩し続けてチャンスを狙う。

盤石の布陣の完成です。

ぜひ『ガードリテンションシステム:ベーシック』でアップデートしてください!

(下前と一緒にしましょう!)

『ガードリテンションシステム:ベーシック』の詳細内容

1.コンセプト

グスタボ選手が考えるガードリテンションの大切なことがまとめられたチャプターです。

「リテンション→崩し→アタック」の3段階の説明から始まります。

次にガードの構えとフレームを説明します。

具体的には、構えで丸くなる意味、ロングフレーム・ショートフレーム、パスされない角度です。

世界王者ジエゴ・ヘイスも止めたグスタボ選手が、どのようにガードポジションを考えて、リテンションするのかがわかりやすく学べます。

こちらはYouTubeで特別公開中です。ぜひご覧ください!

2.相手との距離

距離に応じたガードの切り替えと、「攻め」への転じ方を学べるチャプターです。

ガードの切り替えでは、片襟片袖とスマッシュパスの攻防を例に、グリップを持ち変えるタイミングや距離の戻し方を説明します。

攻めへの転じ方は、ラッソーからデラヒーバへの切り替えを例に、どうすれば自分の攻撃ターンやスタイルに持ち込めるかを説明します。

「バランスではなく、スタイルを崩す」といった素晴らしい言葉も出てきます。

3.崩しの概念

崩しはスイープの一歩手前の段階です。

スイープにつなげるためには、相手のベースが崩れていることが必要です。

そのため、崩しの定義から始まり、リテンションから崩しまでの流れをまとめます。

4.ノーグリップのリテンション

ドリルから始めることで、リテンションの動きを体に染み込ませます。

まずは2種類のトレアンド(トレアドール)パスに対する足回しのリテンションを説明します。

フレームの当て方、スペースの作り方、足回しの仕方を条件スパーリング(Light Specific Training)で説明します。

この条件スパーリングは、反復回数を多く重ねられるので非常にオススメの練習方法です。

ぜひ他のテクニックでもトライしてみてください。

5.リバースデラヒーバのリテンション

ニーシールドとリバースデラヒーバのフックを使って、リテンションする方法を説明します。

ニーシールドの置き方、スペースがない場合のプレッシャーのいなし方、正しいスペースの作り方を学べます。

ニースライスのガードリテンションが苦手な方は必見のチャプターです。

6.回転してリテンション

クロスグリップパスに対して、回転するガードリテンションを説明します。

(クロスグリップ=クレイジードッググリップ)

まず最優先でやるべきこと、プレッシャーがかかる場所を予測したフレームの当て方、インバーテッドを成功させるつま先の使い方を学べます。

インバーテッドの動きに苦手意識がある方に向けて、後半に簡単なバージョンのドリルも収録されています。

このドリルは柔術を始めた日からでも練習ができるくらい簡単です。

本教則にたくさん収録されているドリルの中でも、筆者下前が一番オススメのドリルです。

7.コンビネーションドリル

トレアンドパス・リバースデラヒーバ・クロスグリップパスの3つのリテンションを組み合わせたドリルを実演するチャプターです。

8.デラヒーバのリテンション

ここからはガードからのリテンションです。

ノーグリップよりも実戦に近づきます。

デラヒーバのリテンションは構えの説明から始まり、相手がまたいできた場合とシンスライドしてきた場合の2パターンのリテンションを説明します。

相手がまたいできた場合は、グリップの押し引きと、フックの効果的な使い方を重点的に説明します。

一方、シンスライドしてきた場合は、ニーシールドの使い方とインバーテッドの仕方を重点的に説明します。

9.片袖片襟のリテンション

片袖片襟は、相手が肩に当てた足を跨いできた場合のリテンションです。

トレアドールパスのリテンションと、リバースデラヒーバのリテンションを組み合わせて、片袖片襟をキープし続けます。

相手のプレッシャーが強い場合は、グリップを変えてリテンションします。

10.ダブルスリーブのリテンション

ダブルスリーブは相手の両袖を掴んだガードです。

教則では片方がディープラッソー、片方がキックスパイダーのダブルスリーブガードに絞って説明します。

この場合、相手は解除しやすいスパイダー側から外してきます。

グスタボ選手は、相手のパスガードのプレッシャーに応じた3段階のリテンションを説明します。

最後の相手のパンツグリップが切れない場合のリテンションは、ダブルスリーブを愛用するオープンガード使いは必見です。

11.オーバーアンダーのリテンション

噛みつきパスは足裏を当てることができません。

そのため、代わりにもも裏を使ってスペースを作る方法を説明します。

さらに相手の距離がとても近くて、袖さえも持てない場合のリテンションまで説明します。

12.デラヒーバの崩し

ここからは崩しです。

崩しはスイープの前段階であり、おろそかにしてしまうと攻めに転ずることができません。

デラヒーバでは、前後の崩しからベリンボロやXガードに入ります。

13.片袖片襟の崩し

片袖片襟からは、崩して相手の足を寄せます。

相手の足を寄せることでデラヒーバガードやXガードに切り替えたり、オモプラータのアタックにつなげることができます。

チャプター後半で実演する崩しとアタックの連携は、実際の攻防でのつながりをわかりやすく示してくれます。

14.ダブルスリーブの崩し

ダブルスリーブは片袖片襟と似た形で崩して、相手の足を寄せます。

左右どちらにも崩せるダブルスリーブの特徴を活かした崩し方を3分間に詰め込んで説明します。

15.おわりに・実演

教則の総括と全テクニックの実演です。

最後の実演は見ているだけで惚れぼれします。

実際に使ってみて

筆者下前が特にオススメしたいテクニックはこの2つ。

  • 6.回転してリテンション
  • 10.ダブルスリーブのリテンション

前述しましたが、「6.回転してリテンション」の後半に収録されているドリルがオススメです。

特に柔術を始めたての方とキッズにオススメのドリルです。

インバーテッドの練習ができるだけでなく、フレームとして止めるべき場所のイメージがつくためです。

下前はクラス指導をするため、白帯クラス・キッズクラスでは積極的に導入しています。

特にキッズは落ちてくる相手を止めるだけでも楽しく感じてくれるので、キッズクラスを指導する方はぜひクラスに取り入れてみてください。

「10.ダブルスリーブのリテンション」は完全に下前のスタイルで必要なテクニックでした。

教則で紹介しているラッソースパイダーはフレームが弱いラッソー側で、プレシャーパスを受けてしまいがちです。

その際のリテンションに悩んでいてモヤモヤしていたのですが、グスタボ選手が一瞬で解決してくれました。

ラッソーを愛用している方は必見です。

絶対にパスされないガードシステムを作りたいですよね。

僕は作りたいです。

だから撮影当日・字幕チェックで本教則は何度も見ていますが、まだまだ見つづけます。

この教則にはどんなレベルの方でもガードリテンションをアップデートさせるディテールが詰まっています。

みなさんもぜひ視聴してください。

ガードリテンションを得意にして、パスされないガードシステムを一緒に作り上げましょう。

Be catenaccio! 鉄壁であれ!

鉄壁のガードシステムを作り上げよう!

いかがだったでしょうか?

本日はグスタボ・オガワ選手の『ガードリテンションシステム:ベーシック』の解説記事を書きました。

少しでもご興味が湧いた方はどうぞご購入とご視聴ください。

グスタボ選手が伝える世界最高峰のガードリテンションをマスターして、鉄壁のガードシステムを作り上げましょう!

5%OFFで購入できるクーポンもありますのでよろしければご活用ください。

5%OFFクーポンコード:shimomae5

では、また。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おまけ:弟のビニシウス選手も強い!

先日、弟のビニシウス選手とも練習しました。

ジュブネイル青帯とまだとても若いですが、こちらもめっちゃ強い。

下前、極められてしまいました!

将来はBJJ LABで撮影するかも?!

ビニシウス選手も要チェックです!