こんにちは。BJJ LAB代表の竹浦正起です。
今回からBJJ LABスタッフで日々感じていることを書く企画を始めました。よろしくお願いします。
好きな事で生きて行く
「好きな事で生きて行く」というワードが一時期流行りました。今もたまに聞きます。
確かに聞こえは良いしみんなそうしたいと思っているはずです。
そんな僕も同じように見られているかもしれません。
もちろん好きな事をやって生きてはいるのですが、そこまで簡単というか甘い話ではありません。
今に至るまでに数えきれない程の失敗をしてきたし(今もする事はあるし)、辛い思いもしてきました。
現状、僕の考える「好きな事で生きて行く」を分解すると、
- 好きな事について具体化、抽象化を繰り返す
- 好きな事で他人にどんな価値提供が出来るかを考える
です。
好きな事について具体化、抽象化を繰り返す
どういう事かというと、例えば「柔術が好きだから柔術を仕事にしたい!」と言った人がいるとします。
その場合あまりにも抽象的過ぎて現実味がありません。
柔術が好きなのはわかりますが、柔術の何が好きかを具体化して行きます。
そうすると
- スパーリングが好き
- 試合が好き
- 打ち込みが好き
- 道場で人と話すのが好き
とか色々出てくると思います。
そこで最初の「柔術が好きだから柔術を仕事にしたい!」と組み合わせると
- 柔術のスパーリングを仕事にしたい
- 柔術の試合を仕事にしたい
- 柔術の打ち込みを仕事にしたい
- 柔術道場で人と話して仕事にしたい
となります。この中で現実的なのは
- 柔術の試合を仕事にしたい
- 柔術道場で人と話して仕事にしたい
あたりでしょうか。
試合を仕事にしたい→国内だと難しいので海外のプロ興行のファイトマネーや賞金を調べる→一回大体〇〇円→12ヶ月で考えると毎月これくらい→やって行けるかな→とにかく練習や試合頑張ろう!
みたいになってくると思います。
ただ正直これで上手くやれる人は本当に数少ないと思います。
柔術道場で人と話して仕事にしたい→コミュニケーションを取るのが好き→そもそも柔術じゃなくても良い?→営業や接客業でも良いのでは?→だったら選択肢結構あるな
とかなってくるかもしれません。
このうち、現実的ではない
- 柔術のスパーリングを仕事にしたい
- 柔術の打ち込みを仕事にしたい
この2つを抽象化して類似した物で考えてみると、研究職や戦略を考える職業でも良いかもしれません。
ざっくりし過ぎている「柔術を仕事にしたい!」という言葉の裏を深掘りして行くと自分のやりたい事が見つかると思います。
ぜひやってみてください。
好きな事で他人にどんな価値提供が出来るかを考える
これも結構重要です。
先ほどの話しに繋がりますが、スパーリングしてても打ち込むしててもお金は発生しません。
なぜなら自分自身がただ楽しいだけだからです。
基本的にお金とは価値ある物事に発生します。
賞金マッチではトップ選手が勝つ事に価値があり、スポンサーがそれを見たかったり応援したくてお金を出しています。広告効果としての費用対効果はほぼないです。
道場運営も自分の好きな柔術を柔術をやりたい人に指導して価値ある物として提供しています。
自分が練習したくて作った道場は趣味であれば良いですが生業としてやるものではありません。
好きな事で生きていくの落とし穴としてはこれが1番大きいと思います。
好きなことをやっているけどお金がないほとんどの原因が他人へ価値提供できていないからでしょう。
人は自分の役に立つ物や機能、価値があると思う物にしかお金を払いません。
まとめ
以上が僕の考える「好きな事で生きて行く」についてです。
そんなことを踏まえて僕はこのBJJ LABで皆さんにとって有益な情報を発信していき、対価としてお金をいただきそこに関わってくれるチームメンバーに分配しどんどん根強いメディアにして行きたいと思っています。
以上、ありがとうございました!