こんにちは。
下前 快喜(シモマエ カイキ)です。
BJJ LABのスタッフです。SNS運用や教則のプロデュースなど、さまざまな仕事を担当しています。
2024年2月現在、僕が柔術を初めてもうすぐ6年。
いま改めて柔術の楽しさを実感しています。
転機は岩崎正寛選手の教則撮影です。
新たな視点が生まれたコンセプト
あるコンセプトが柔術の新たな一面とさらなる楽しみを僕に教えてくれました。
「ファーストガード」と「セカンドガード」です。
このコンセプトは2/10に発売された
「ディープハーフ表裏」の「14.まとめ」で
説明されています。
大きく説明すると、ガードの使い分け方。
各ガードがどのようなガードであるかを理解し、どんなタイミングでどのガードを作るべきか?
シンプルかつ芯を打つコンセプトです。
細かい点はぜひ教則で。
一つの技術は一つの場面でしか使えないが、
一つの考え方は何千もの場面で使える。
カイオ・テハ選手の言葉です。
考え方すなわちコンセプト。
ディープハーフとリバースハーフを使わない方でもこのコンセプトを学ぶ、もしくは再確認するために「ディープハーフ表裏」は見ていただきたいです。 (もちろんテクニックは素晴らしいです!)
「何だよ、当たり前のことだよ。」と感じる方もいるかもしれません。
でも、割と気付いていない方が多い。
ましてや言葉にして概念化できている方はごくごく少数だと思います。
意識して取り組んだ結果
「ファーストガード」と「セカンドガード」のコンセプトに沿って、ガードを整理すると僕の場合はこんな感じ。
強くなるために何を練習すれば良いのか?
試合で勝つためのガード展開はどうすべきか?
整理すると、頭の中がクリアになります。
毎回のスパーリングはもちろん、ドリル等で反復練習する理由も明確になり毎回の練習の質は格段に上がりました。
なぜやるのか?何のためにやるのか?
理解と納得をしてから練習に取り組むことは、
とても大事だと思います。
練習だけでなく試合もです。
先日出場したAJPではとてつもなくこのコンセプトを意識しました。
結果は準優勝。
しっかりとパフォーマンスを発揮できました。
コンセプトを軸に振り返ると、内訳はこんな感じです。
初戦。
セカンドガードのワンレッグXを有効活用してポイント勝ち。
次戦。
セカンドガードのラペラガードをすぐに作れて、三角十字で1本勝ち。
準決勝。
相手がファーストガードの間にパスマウントで大量点。そのままポイント勝ち。
なお決勝は相手のセカンドガードであるフットロックガードを簡単に作らせてしまい、1本負け。
優勝できず悔しい思いもありますが、岩崎さんに褒めていただけたので良しとします。笑
ちなみに優勝したソン選手はKITにも出ます。
メッチャ強いので要チェック!
次に取り組んでいること
ということで、このコンセプトの旨みを知った僕は、次のテーマで2月の練習に取り組んでいます。
- シットアップガードをセカンドガードにする
- 足絡み系ガードをさらに強いセカンドガードにする⇒フットロックの習得
です。2月で達成できればラッキー。
ダメでも3月以降も継続練習するつもりです。
ごちゃついていますが、イメージ図はこちら。
シットアップガードは、みんな大好きルーカス・レプリの教則。
さらなる上達のために、ラバンバ選手の教則も購入しました。
これから視聴しますが、めっちゃ楽しみです。
https://triforce-online.com/set/2734
フットロックはアイザックセミナーの復習とマイキーの教則を参考にしています。
健也さんに教わったディテールでやっと極める感覚が掴めてきたので、自分自身のさらなる上達が楽しみです。
ちなみにこの後はクローズドガードの強化や、リバースデラヒーバのスタメン入り、 ベリンボロの習得などなど。
やりたいことはたくさんあります。
もちろんトップも練習中です。
同じコンセプトをトップポジションでも当てはめることができないかを考えています。
試行錯誤しながら、毎回の練習に取り組む。
だから、練習がとても楽しいです。
コンセプトは柔術だけにとどまらない
今回は柔術に絞って、コラムを執筆しました。
しかしコンセプトは柔術だけでなくその他の趣味や仕事、そして人生でも大切になってくると思います。
どのように理念や信条、概念、コンセプトを持って日々を過ごすのか?
その人の生き様やパーソナリティを構成していることは間違いないです。
コンセプトを持って日々を過ごす。
改めて文字に起こすと堅苦しいですね。笑
でも、大切なことなので忘れずにしたいです。
では、また順番が回ってくるときに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
引き続きよろしくお願いします!