ブラジリアン柔術を始めて3年以上経ちました。もうすぐ4年になります。
柔術を始める前に不安に感じていたことを振り返ってみました。
柔術に興味がある方や、これから始めてみたい人の参考になれば幸いです。
不安① 運動神経が悪いからできるか不安
結論=続けていたらなんとかなった。できないことは最悪放置してもなんとかなる。
柔術のドリル(準備運動)は前転や後転、また「エビ(?)」とかいう今まで聞いたことがない動きといった、マット運動ような動作が多いです。
学生時代は体育の授業の中でマット運動と跳び箱が一番苦手だった私は、初回の道場見学でマット運動を長々とやっていて不安に感じていました。
いざ始めてみると、最初は案の定全くできなくてマットを「のたうち回る」だけでしたが、白帯限定クラスなど、初心者向けのクラスは他の会員さんも大体同じような感じでした。
何度も白帯クラスに参加していたら、大抵の動きはできるようになりました。
今でも側転や開脚前転はできませんが青帯はもらえたので(多分)大丈夫です。
不安② 怪我をしないか不安
結論=格闘技にしては怪我は少ない。でも対策は大事。
柔術を始めた頃は営業職のサラリーマンだったので、仕事に支障が出るような怪我をしないかが不安でした。
柔術はタップ(降参)をすることが認められているので、自分の限界を超えたダメージを負うことは少ないです。
ただし、コンタクトスポーツであることは間違いないので怪我の可能性はゼロではありません。
準備運動と早めのタップは大切です。
不安③ 道場の人間関係に馴染めるか不安
結論=大人の習い事なので無理して仲良くならなくても大丈夫。でも多くの人は優しい。
通っている道場は多くの道場と同じく、学校の時間割のようなシステムのクラススケジュール。
なので開始時間までに着替えて終了時間に帰れればOKなので、無理して仲良くなる必要はありません。
一方でインストラクターの方や先輩は程よい距離感で接してくれます。
また自分と同じタイミングで始めた人は良くも悪くもだんだん少なくなって、数少ない残った人は「部活の同期」のような連帯感を感じます。
不安④ 教えてもらった技を覚えられるか不安
結論=技を全て覚えることは不可能だし不要。自分の好きな技から覚えればOK。
ガードアタック、パスガード、サブミッション…最初はルールもおぼつかない上に、聞いたことがない専門用語が多く、覚えられるか不安でした。
柔術の技は星の数ほどあり、全部を覚えることは諦めました。
逆に自分の興味のある技から覚えてスパーリングを楽しめるのも柔術の懐の深さだと思います。
もし好きな技ができて、体系的に深く覚えたくなったら教則動画を買ってみるのも柔術の楽しみ方の一つです。
個人的には山中健也さんのスマッシュパス、井手史竜さんのデラヒーバが好きです。


不安⑤ 年齢、体型的に続けられるか不安
結論=何歳からでも始められる。体型的に近い人はいる。
私は20代後半で始めたので、趣味の範囲で柔術を楽しむ分には全然遅くありませんでした。
自分の道場には5歳のキッズから、50代で始めて青帯を取得された方までいます。
体型は平均よりも大きいので同じ体型の人は多くはありませんが、クラスに参加すれば同階級以上の人は必ず1人はいるので大丈夫でした。
仮に体型が合ってなかったとしても、自分より帯色が上の方には多少の階級差をものともせず圧倒されます。
怪我なく練習することを心がけさえすれば、誰とでもいい練習をすることができました。
まとめと今後
以上が始めたてのころにあった不安です。
全ての不安は解消されて今は純粋に柔術を楽しめています。
実際には、柔術は始めやすく続けやすい格闘技で、最初の一歩を踏み出せるかどうかが一番のハードルだったりします。
青帯になったらその達成感でそのままフェードアウトしてしまうことも多いようです。
今はまだ始めたての頃と変わらず柔術を楽しめているので、細く長く続けていけたらと思います。