【徹底解説】ホベルチ・オダ『オーバーアンダーパスシステム』はキャンピングポジションだった!

本記事はホベルチ・オダ選手の教則『オーバーアンダーパスシステム』の解説記事です。

この記事ではパスガードのプレッシャーとコンビネーションをレベルアップする『オーバーアンダーパスシステム』について解説していきます。

『オーバーアンダーパスシステム』がオススメの方
  1. オーバーアンダーパス(噛み付きパス)を1から習得したい
  2. ガードに戻される理由と対処を網羅したい
  3. 複数のプレッシャーパスガードを連携させたい

教則の購入をご検討の方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

筆者紹介:下前快喜(しもまえかいき)

BJJ LABのスタッフで、ブラジリアン柔術茶帯。(2025年現在)SNS運用や教則プロデュースなど多方面で活躍中。柔術、グラップリングを問わず、教則動画の視聴が趣味で、累計150本以上の教則動画を視聴しています。

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徹底解説教則

タイトル:オーバーアンダーパスシステム

具体的な収録内容は下記の通りです。

収録内容:『オーバーアンダーパスシステム』

全編 01:16:06

  1. 基本の噛み付きパス
  2. 膝のプレッシャー
  3. スマッシュ
  4. 相手のフックが強い場合
  5. 相手の腕のコントロール
  6. レッグトラップ
  7. ニーシールドが低い場合
  8. ラペラを使ったバリエーション
  9. 肩を蹴られた場合
  10. 内側に回られた場合
  11. ラッソーガードのパス
  12. デラヒーバガードのパス
  13. クロスグリップパス
  14. 終わりに

前作『Breaking Frames ~パスするためのフレーム解除の原理原則~』から〜のホベルチ選手。

待望の新作教則が発売されます。

本作はホベルチ選手の得意技である「オーバーアンダーパス(噛み付きパス)」を基本から応用まで習得できます。

プレッシャーのかけ方、相手のフレーム・フックの外し方、スペースの埋め方と抑え込み方のディテールがたっぷりと収録されています。

これらのディテールを意識するだけでパスガードのプレッシャーが格段にレベルアップします。

さらに相手のリアクションに合わせた「ダブルアンダーパス(アーム50/50)」のコンビネーションまで学ぶことができます。

収録されているコンビネーションの数々は、ガードリテンションが上手い相手にハメ技として機能するため非常にオススメです。

(詳細は「オススメの方」欄で後述します!)

ぜひこの機会にパスガードのプレッシャーとコンビネーションをレベルアップしてみませんか?

本記事では筆者下前が収録内容や本教則がオススメの方々をまとめて、『オーバーアンダーパスシステム』を徹底的に解説します。

ぜひ購入を検討される際の参考にしてください。

オススメの方

筆者が『オーバーアンダーパス』をオススメしたい方は以下の方々です!

『オーバーアンダーパスシステム』がオススメの方
  1. オーバーアンダーパス(噛み付きパス)を1から習得したい
  2. ガードに戻される理由と対処を網羅したい
  3. 複数のプレッシャーパスガードを連携させたい

オーバーアンダーパス(噛み付きパス)を1から習得したい

オーバーアンダーパスを基本から体系的に学ぶことができます。

まずエントリーは近距離・中距離・遠距離のすべてを網羅しています。

  • 近距離:ハーフガード
  • 中距離:デラヒーバガード
  • 遠距離:ラッソーガード・オープンガード(クロスグリップパス)

一つずつ練習すると、どの距離からでも噛み付きパスにエントリーすることができます。

また、プレッシャーのかけ方や足の抜き方、抑え込みまでのアプローチが相手のリアクションごとに整理されています。

そのため、一度噛み付きパスにエントリーできれば相手を逃さずにパスガードすることができます。

エントリーから抑え込みまで体系化されて、1から学べる教則が『オーバーアンダーパスシステム』です。

これからオーバーアンダーパスを学びたい方に自信を持ってオススメできます。

オーバーアンダーパスをあなたの武器にしましょう!

ガードに戻される理由と対処を網羅したい

相手がガードに戻せるのは必ず理由があります。

ホベルチ選手はその理由と対処方法を一つずつ紐解いて説明します。

特に「9.肩を蹴られた場合」と「10.内側に回られた場合」は必ず見てほしいチャプターです。

相手がリガードできる要因を潰し、リアクションに合わせたグリップに切り替えてパスガードを完成させます。

ホベルチ選手の説明を実践すれば、もうガードリテンションされることはないでしょう。

さらに深掘りしたい方は、前作の『Breaking Frames』と合わせて練習することをオススメします。

相乗効果で上手くなることは間違いありません。

セット販売も実施しているので、『Breaking Frames』を未視聴の方はぜひご活用ください。

複数のプレッシャーパスを連携させたい

『オーバーアンダーパスシステム』は複数のパスガードを連携させてパスガードを完成させます。

  • オーバーアンダー
  • レッグトラップ
  • アーム50/50
  • ダブルアンダー
  • レッグドラッグ

プレッシャーとコンビネーションで相手を追い詰めるシステムは、まさにホベルチ式キャンピングポジション。

一度システムに入れると、連続して相手を攻め続けられるハメ技となります。

相手の体力を削り、疲れさせれば必ず相手のガードに穴は見えてきます。

パスガードを連携させて、トップを強化したい方は必見の教則です。

『オーバーアンダーパスシステム』の詳細内容

1.基本の噛み付きパス

最初のチャプターは、噛み付きパスの基本形を説明します。

ハーフガードの状態からスタートし、スムーズに距離を詰められるエントリーや相手を逃さずに抑え込むためのディテールを解説します。

オーバーアンダーパスシステムの根幹となるチャプターのため絶対に見ていただきたく、YouTubeで特別公開していますのでぜひご視聴ください。

2.膝のプレッシャー

噛み付きパスでは、相手は跨がれた足を曲げてディフェンスをしてきます。

その場合は相手の膝を逆側に向かせてパスガードをします。

フレームの攻防から考える両手両足の使い方、プレッシャーをかけ続けて動くコツは必見です。

3.スマッシュ

相手の膝を潰せたが腕のフレームが強いときは、スマッシュパスに切り替えてパスガードします。

山中健也選手が説明したパワースマッシュパスで膝を差し込み、一気にマウントポジションまで移行します。

4.相手のフックが強い場合

跨いだ足のフックが強い場合はバックステップができず、パスガードすることができません。 

この場合はワイパーの動きを使ってフックを解除することでパスガードを完成させます。

ワイパーの際にバランスを崩さないコツも説明します。

5.相手の腕のコントロール

相手が肘で起き上がりながら遠ざかるディフェンスをしてきた場合の対応です。

相手の背中にできたスペースに回ってバックテイクに切り替えます。 

フレームの外し方とベースの壊し方を丁寧に説明します。

6.レッグトラップ

レッグトラップはダブルオーバーパスとも呼ばれる形で、相手の両足とも上から抱えるパスガードです。

オーバーアンダーパスとペアになっていて、「オーバーアンダーパスシステム」を構成する上で欠かせないパスガードです。 

抱えた足を戻させないグリップの作り方やレッグトラップならではのパスした後の注意点を丁寧に説明します。

7.ニーシールドが低い場合

相手のニーシールドが低い場合はオーバーアンダーパスもレッグトラップパスも難しい印象を持つ方が多いでしょう。

しかし、アングルと背中側の手の使い方を工夫すると、レッグトラップパスにエントリーすることができます。

プレッシャーで相手をレッグトラップポジションまで誘導してしまいます。

ローニーシールドパスに苦戦している方は必見のチャプターです。

8.ラペラを使ったバリエーション

相手の奥のラペルを下から引き出すバリエーションです。 

スマッシュ方向につぶし、3/4マウントから相手を削っていきます。

 最後までラぺラを離さずに足を抜くこのパスガードは、全く隙間がなく足を抜きます。

相手にリテンションの余地を与えない素晴らしいプレッシャーパスです。

9.肩を蹴られた場合

相手が足回しで肩を蹴ってきた場合は、距離を詰めてパスガードをすることができません。

このときが、アーム50/50パスの出番です。

アーム50/50パスはクロスグリップパスと似たグリップで、相手のお腹のスペースをこじ開けられるため非常に強力なパスガードです。

肩のフレームを外すために、まずは体の向きを変えてグリップを作ります。

アーム50/50のグリップができたら逆サイドに切り替えて、そのまま相手の膝を流せたらサイドポジションで抑え込みます。

相手がさらに足回しのリアクションをしてきたときは、スタックを経由してノースサウスポジションまで抜けてパスガードします。

このコンビネーションは「オーバーアンダーパスシステム」の醍醐味が詰まっているため、YouTubeで特別公開していますのでぜひご視聴ください。

10.内側に回られた場合

アーム50/50からスタックでプレッシャーをかけた際に、インバーテッドしてくる相手への対応を説明します。

リガードやKガードのカウンターを防ぎながら、レッグドラッグでパスする方法を説明します。

「9.肩を蹴られた場合」のパスガードと組み合わせると、ハメ技コンボになります。

「9.肩を蹴られた場合」・「10.内側に回られた場合」は筆者が本教則で強くオススメしたいチャプターです。

見てください!

11.ラッソーガードのパス

ここからはエントリーです。

まずはラッソーガードに対するエントリーで、シャローラッソーとディープラッソーのそれぞれに対して説明します。

特にディープラッソーに対するエントリーは相手に崩されないベースの取り方が素晴らしいです。

ラッソーガードパスが苦手な方にもスポットでおすすめできるテクニックです。

12.デラヒーバガードのパス

続いては、デラヒーバガードに対するエントリーです。

重心位置、パンツグリップのカット、足の抱え方のどれもが分かりやすく、白帯から実践できるエントリーです。

13.クロスグリップパス

オープンガードパスで強力なクロスグリップパスとのコンビネーションでエントリーします。

相手が肩を蹴ってきたときは腕を内側から回して外してオーバーアンダーパスに入り、ラッソーを巻いてきたときはハーフラッソーにさせてレッグトラップでパスします。

遠距離から近距離にシームレスに移行できるコンビネーションのため、近い距離で戦いたい方には非常にオススメのテクニックです。

14.終わりに

ホベルチ選手が「オーバーアンダーパスシステム」をどのように使い、パスガードまで至るのかを改めて説明したチャプターです。

相手を疲れさせて穴を作ってパスガードを完成させるのが『オーバーアンダーパスシステム』です。

ぜひ本編でその素晴らしさを実感してください!

食わず嫌いにこそ刺さる内容がある

私は噛み付きパスは正直、体が大きくて力が強い方向けのパスガードだとずっと思っていました。

相手の顔を押す力にも負けずに体を固めて、密着し続けるのは、細身で非力な自分には向いていない。

でも、ホベルチ選手が教える噛み付きパスは違いました。

相手のフレームは都度適切に処理して、プレッシャーをかけ続ける。

足回しのような大きい動きをしてきたときには、アーム50/50のコンビネーションに切り替える。

「硬い」ではなく「柔らかい」、だけど迫り来る圧は止められない。

そんなパスガードシステムが、ホベルチ選手の『オーバーアンダーパスシステム』です。

前述しましたが、プレッシャーとコンビネーションで相手を追い詰めるこのシステムは、今をときめくキャンピングポジションそのものです。

今まで噛み付きパスを食わず嫌いしてきた方にこそ、刺さるコンセプトがたくさんあると思います。

ぜひどうぞ。

私もこの教則をきっかけに噛み付きパスの練習を始めてみます!

一緒に武器にしていきましょう!

ホベルチ式キャンピングポジションを習得しよう!

いかがだったでしょうか?

本日はホベルチ・オダ選手の『オーバーアンダーパスシステム』を解説記事を書きました。

少しでもご興味が湧いた方はどうぞご購入とご視聴ください。

パスガードのプレッシャーとコンビネーションを強化していきましょう!

5%OFFで購入できるクーポンもありますのでよろしければご活用ください.

5%OFFクーポンコード:shimomae5

では、また。

最後まで読んでいただきありがとうございました。