格闘技ジムの体験クラスを解説! 持ち物・準備・注意点など
格闘技を始めて1年が過ぎました。未経験ではじめ、その後どっぷりグラップリング(柔術)やキックボクシングにハマり、毎日が充実しています。
あらためて思うことは、「もっと早く格闘技はじめればよかった!」です。格闘技に興味を持っている方の背中を押す記事になればいいなと思います。
↓格闘技ジムに通う前(画像2)、1年後(画像4)の比較です。まるで別人。
この記事はこんな悩みを持つ人にオススメ
- 格闘技ジムの体験クラスではどんなことをするの?
- めぼしいジムは見つけたけど、見学や体験には申し込んでいない
- 体験してから入会を決めたいが、どこを見ればいいのかわからない
体験クラスはめっちゃ大事です。ポイントをじっくり解説します。
体験クラスへの期待と不安
まずは僕自身がジム通いを決めて〜体験クラスを受けるまでの流れを書きます。
格闘技に興味を持ったきっかけ
最初に断っておくと、僕は前向きに格闘技ジムを検討していたわけではありません。純粋にダイエット目的でした。一日中、デスクワークで座りっぱなし。高校時代は文化部で、20年以上まともに運動をしていません。
年明けに「今年はダイエット頑張る」と志を立てたものの(ありがち)、2日目で挫折。素人の自宅トレーニングなんて続かないですよね笑 その翌月、妻から「普通のジムなんて続く人いないよ? ボクシングでも始めたら?」とアドバイスを受けて格闘技ジムを探しはじめました。珍しいケースだと思います。
体験クラスに対する不安と期待
ジム選びについてはまた別の記事で書きますが、GoogleMapで「格闘技_ジム」でリストアップし、公式サイトやネットの口コミ(評判)を見て、候補を2つのジムに絞りました。
結局最初に行ったジム(所プラス)の体験クラス後に即日入会したのですが、「もし合わなかったら別のジムに変えればいいか」くらいの軽い気持ちではありました。
体験クラスに行く前にチェックすべき10項目
体験クラスを受ける上で重要なポイントは、以下の10項目です。皆さんもぜひ興味があるジムのサイトを見てください。
平日のジム通いもイメージしておく
ジムは近ければ近いほど良い。
また、多くの人は土日(休日)に体験クラスに参加するかと思います。しかし、どっぷりハマった場合、平日も行きたくなります。
平日、仕事の前後に通いやすい場所なのかということも考えておきましょう。
格闘技ジムの会員は30代後半〜50代前半が多い
格闘技って若者がやるイメージありますが、ジムの一般会員は30,40代がボリューム層です。
おそらくPRIDEやK-1の最盛期(2000年代)に若者だった人たち大人になって余暇として始めるのかも。柔術に至っては40-45歳くらいが平均年齢で、60代もいます。
あとは女性の場合、男女比がどれくらいかは聞いておきましょう。
エンジョイ派? 試合志向派?
おおよそですが、ジムの会員は2種類います。「ダイエット目的、ジムで気が合う人が見つかったらいいな」というエンジョイ派。「本格的に鍛錬したいし試合にも出たい」という試合志向派。会員の層、ジムの方針でこの割合が異なります。
あくまで私見と伝聞の情報ですが、1〜2割の人が試合に出るならエンジョイ派、3,4割またはそれ以上の人が試合に出るなら試合志向派が目安になると思います。
僕は最初ジムを探した時には「初心者専門、楽しくフィットネス」という文句に誘われてジムを選びました。実際にうちのジムは試合に出る人は2割くらいかなと。でも僕は凝り性なので、どっぷりハマって今では試合志向派です。
過去にスポーツをやった時に突き詰めてがんばったという方は試合志向のジムの方が長期的には合うかもしれません。とはいえ、大人の部活は自由度が高いですし、ジムも試合に出るように強く勧めてくることもないはずです。
なお、候補のジムがどっち派なのかをサイトから調べるのは難しいです。ジムの代表のSNSやブログをさかのぼるのがいいでしょう。Twitterでジム名を検索して、プロフィールにジム名(所属)を書く会員が多いジムは試合志向かなと思います。これも肌感ですが。
体験できるクラス、できないクラスがある
初心者向け/中上級者向けクラスに分かれていることがほとんど。「体験クラスは初級者クラスのみ」というジムは多いです。
また、種目によっては体験ありなしがある場合も。僕が通っている所プラスでは体験はキックボクシング・ボクシングクラスのみ。
体験クラスの前に見学もあり
どこのジムも見学は全クラス受け付けており、飛び込み見学OKのジムは多いですが、事前連絡が必要な場合もあります。
ちなみに、体験クラスは基本的にどこも予約制です。注意しましょう。
太ってても運動苦手でも大丈夫!
あなたが体験クラスに行くとこう思うはずです。
「みんな身体しまってるな」と。それで恥ずかしいとか入会が億劫になることもあるかもしれません。
逆に考えると、そこで練習すれば彼らのような体型になれるということです。格闘技を長く続れば100%痩せられますし、筋肉つきます。いまの体型がどうとかは全く気にしなくていいです。
入門や師弟関係ではない
格闘技ジムはサービス業です。プロ志望を除けば、指導者と一般会員の関係は店と顧客の関係です。気になることがあれば体験クラスの時にしっかり聞いてみましょう。
体験クラス後にしつこく営業される心配はない。
格闘技ジム関係者は営業ベタです笑 その場でハンコ付かせる、入会を急かす人はいません。僕が通う2つのジムもそうでした。先日後輩が格闘技を始めましたが、やはり同じでした。
以前僕はホットヨガで有名な某Lの体験クラスに行ったことがあるのですが、クラス後の営業に辟易したことがあります。体験しただけの人にグッズを売り込むか?笑 大手経営となるとノルマが大変なのかも。格闘技ジムはほぼ個人経営なので、そこは安心です。
逆に自分は物事を決めるのが苦手だ、先延ばしにしがちという人はグイッと営業されて背中押してもらう方がいいかもと思うことはあります。それなら最初に体験したジムにとりあえず入会したらいいんじゃないでしょうか? 初心者を引き留める格闘技ジムなんてないと思うので。
体験クラス当日に入会すると無料になる場合がある
体験クラスが有料のジムもわりとあります。といっても1,000〜2,000円程度。
即日入会したらその料金もタダというジムも多いです。格闘技ジムは入会金も無料ですし(キャンペーンとありますが、ほぼどこも実質0円)
口コミはチェック。でも鵜呑みにしない
長年やっているのに口コミが極端に少ないというのは注意です。口コミはとにかくネガティブな書き込みが目立ちやすいという性質がある(書き手も執着する)ので、全体の口コミを見つつ、検討すればいいでしょう。
前述のとおり、エンジョイ志向なのか、ガチで取り組んでいる試合志向なジムなのか、そのあたりも口コミからわかることもあります。
格闘技ジムの体験クラスって何をやるの?
さて、やっと本題です。体験クラスでどんなことをするのか? もちろんジムごと、クラスごとに内容は変わりますが、多くはこんな感じ。
打撃(ボクシング、キックボクシング)
流れ:シャドー⇒テクニック⇒ミット打ち⇒スパーリングorマススパー
当たり前ですが、スパーリングは参加できないものとして捉えましょう。
寝技(グラップリング、柔術)
流れ:準備運動&マット運動⇒テクニック(打ち込み)⇒スパーリング
寝技は体験でもスパーリングに参加させてもらえる場合もあります。インストラクターか、安心できる会員さんが相手になってくれます。
体験クラスへの準備
持ち物と服装
- Tシャツと短パン
- 会員はラッシュガード必須にしているジムはありますが、体験クラスの場合はTシャツ可です。柔術ジムの場合は、柔術着なしで参加、またはレンタル道着を貸してくれます。
- コンタクトレンズ
- 寝技はよほど視力が悪くなければ、メガネを外すで大丈夫です。打撃がやりたいという人はコンタクトの方がいいでしょう。
- タオル
- 飲み物
体調管理と食事
普段運動していない人は家で軽くストレッチしておきましょう。ご飯は食べなくていいです。寝技は相手と密着することが多いので、臭いのキツい食べ物は控えましょう。
自分の体験クラスを振り返って
リバーサルジム武蔵小杉 所プラス
所英男さんが主催する総合格闘技ジム。「初心者専門」と謳っているとおり、ガチ勢や怖い人はいません。
体験できるクラスは打撃のみだったので、ボクシングクラスに出ました。男女比7:3くらい。クラスが始まるとまずは僕だけ鏡の前で個人レッスン。10分ほどジャブ、ストレート、フックの打ち方を教えてもらい、クラスに合流。力いっぱいミットを打ちました。
元プロボクサーの梅田和哉さんがクラスを担当していて、冗談まじえて和気あいあいと進行していくので、「もう一つのジムも気になるけど、ここなら続けられるかも?」と思って、体験後にそのまま入会。
腕がパンパンでペンを持つ手がブルブル震えていたのがいい思い出です。
ねわざワールド品川
長谷川秀樹さん主催の柔術ジム。「ねわざワールド」グループの1支部です。所プラスは継続しつつ、柔術の練習を増やしたくて入会しました。
サイトには「見学・体験の事前連絡は不要」とあったので、仕事終わりにジムを訪問。
柔術は選手の平均年齢が高いです。当時の僕は一応経験者になっていたので、体験クラスでスパーリングにも参加させてもらいました(しっかり極められる笑)。
練習後、着替えながら会員さんたちと雑談。雰囲気も良く、ガチ練習を志望していたので、数日後に入会。
まとめ
僕は基本的に「悩むならまずは入ってみる」「合わなかったらその時考える」というタチなので、体験後にすぐに入会しました。今も両方のジムに通ってしっかり練習しています。
体験クラスも大事ですが、やはり事前の情報収集が大事。とにかく「鉄は熱いうちに打て」ですし、いまどきの格闘技ジムって怖い場所ではなくサービス業です。
体験クラスをうまく活用してみなさんが格闘技を始める助けになれば幸いです。